自惚れるわけではありませんが、私は自分の顔を、特別な美人とは言わないけど、そこそこ可愛いと思い、気に入っていました。それが甲状腺の病気をした結果、眼球突出で全く別物のように変わってしまったことが、やはりとても悲しかったです。特に、実家時代の主治医に「出てしまった眼球は元には戻らない」といわれていたので、かなりショックでした。やっぱ、女の子ですから。
生死にかかわる症状ではなく、そう思えば感謝しなくてはいけないのでしょうけど、やはり悲しいものは悲しいのです。結論から言うと、眼球は戻ります。もちろん個人差もあるでしょうが、私の場合は現在、最も悪かったときと発病する前とのちょうど中間くらいまでは、眼球の出具合が戻っていると思います。
甲状腺ホルモンは、体の中で代謝を司る働きをし、機能亢進症になると、すなわち全身で代謝異常が起こります。その部位ごとで症状の出方が異なり、そのひとつが眼球を動かす筋肉が肥大する眼球突出です。その他の症状のひとつとして、体脂肪の代謝が異常をきたし、その結果血液中に遊離脂肪酸という物質が増えるのです。
遊離脂肪酸とは、体内に貯蔵されていた脂肪が血液中に出ているもので、運動などをするときのエネルギーとして使うための状態です。運動などで使われることがなかったら、また皮下脂肪に戻るといいます。
過剰に出ている甲状腺ホルモンに刺激されて、血液中の遊離脂肪酸濃度が高まり、これが皮脂腺を刺激した結果、独特な体臭が出るといいます。この仕組みは、加齢臭でおなじみのノナネールが生成される仕組みと同じです。加えて、甲状腺機能亢進症は発汗量も増やすので、単なる汗臭さも普通より強くなりがちな状態でもあります。
体臭の厄介なところは、自分では気がつきにくい、ということでしょう。でも、もしかして私くさい? なんてストレスになってしまったら別の意味で逆効果です。自分の経験でも、肉体的ストレスより精神的ストレスの方が、病状に悪影響をを与えるようですので、あまり精神的に自分を追い込むことはしないで、鷹揚に構えていましょう。
これに対処する方法としては、清潔とリラックス、つまりお風呂が効果的だと思います。激しい動悸があるときも、湯船を熱くしたり肩まで深く浸かったりしなければ、そんなに負担にはならないでしょう。適度に汗をかいて皮膚が清潔に保てるのはもちろん、個室で一人になりゆったり手足を伸ばせば、頭の中もリセットできます。
好みの入浴剤を使ったり、ボディマッサージをしてみたりもいいでしょう。私は、心身ともに疲れてくると、お風呂に入るのも面倒になりがちでサボってしまうこともあるのですが、我慢して入ると、やっぱり入って良かったなーとしみじみ思います。
駄目なこと、出来なかったことばかりいつまでもくよくよ考えても仕方がないので、調子の悪いときは特に、良かったことや楽しいこと、好きなもののことばかり考えて、バスタイムを気持ちよく過ごすようにしています。
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